白髪山(高知県本山町)   2008.4.19   国土地理院の地図を表示   [戻る]

【コースタイム】
藍住町役場6:00──7:30大豊IC──8:40登山口9:00──10:40白髪山山頂10:50──工石山縦走路の方へ(途中昼食20分)──12:50鉄塔──13:25登山口着

【感 想】
 私が初めて白髪山に登ったのは、あすなろに入会して間もなくの、それはそれは暑い日であったのを、今でもよく覚えております。奥工石と白髪山のセットはほんとに、応えました。頂上の白骨林と蛇紋岩も意識朦朧のなか見たような気がします。

 今回再度の挑戦で、はっきりともう一度確かめたくて、すぐに参加を決めました。

 白髪山の見所はなんといっても、頂上からの檜の白骨林と蛇紋岩、それに時期であればきれいであろう、石楠花のトンネルでしょう。

 今日の天気予報もまずまずで、雨の心配などしなくてよかったはずなのに。あーそれなのに、それなのに、大豊ICを下りたあたりから、雲行きあやしくなりました。誰のせい?

 20分ほどの悪路の末、登山口到着。リーダーから今日の行程を聞き、みんな合羽を着ての出発です。

 しばらく行くと、沢の音。いややなー。先日の雨のせいで水量多し。石はすべる、ほんとにすべる。しかし、慎重に渡渉すればなんとかクリア。2,3度繰り返すうち、今度はしゃくなげもお出迎え、しかし花芽はない。今年はもしかして、裏年!

 小雨のせいはあるにしても、ほんとによくすべる登山道です。景色を見るわけでもなく、ただ歩くだけ。

 やっと、頂上です。本来ならここで、でしゃばりおばさんが、あれが早明浦ダム、あれが吉野川、こっちが剣山山系、遠くには高知平野、土佐湾を望み、西には石鎚山系の山々が遠望されるはず。だと、知ったかぶりを披露するつもりだったのですが、小雨の中、何にも見えません。ミルク色の靄のなか。

 しかし、ここでいい出会いがありました。筑豊から来ている熟年夫婦。あてもない旅だそうです、八十八か所回ったり、山に登ったり、うらやましくてよだれがでそうでした。このご夫婦も一緒に、リーダー推薦の工石山縦走路を回っての下山です。

 お天気がよければ、どんなにか素晴らしい縦走路でしょう! 大きなブナの古木が、次から次へと、まるで紙芝居をめくるように出てくるのです。

 小雨の中、あわただしく昼食をとりましたが、寒かったです。

 思ったより鉄塔が遠くて、何度も何度も、もうそろそろやなー、と言ってるうちにやっと着きました。ここからの林道歩きは下りのため、みんなで楽しく談笑しながら、歩けました。

 周回コースがとってもよかったです。楽しい仲間との山行、感謝しております。リーダーさんありがとうございました。(吉田)


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