伊吹山(1377m)   2007.7.7   国土地理院の地図を表示   [戻る]

【アクセス】
佐古JA5:20──7:32桂川SA──8:37米原IC──8:45上野登山口

【コースタイム】
上野登山口9:00──9:20ゴンドラ──9:30三合目──10:20五合目──11:05八合目──11:50山頂13:05──14:00五合目──14:30三合目──15:20上野登山口15:30──16:00ジョイ伊吹17:05──18:30桂川SA(食事)19:10──21:40佐古JA

【感 想】
 日本百名山の一つ、伊吹山は花の百名山としても有名である。ぜひ登ってみたいと思いつつ、今まで機会がなかった。

 2,3日前まで、伊吹山周辺の天気予報は降水確率70%前後だった。それが前日になって10%〜20%に変わってきて、当日の朝は、曇っているが雨はなし。ラッキー!!滋賀に近づくにつれて空は晴れてくる。

 伊吹山登山口に駐車して、ゴンドラに乗り約8分で3合目、ここには伊吹高原ホテルがあり、広々とした草原が広がっている。目の前に伊吹山の堂々とした山容が立ち上がっている。

 歩き始めてすぐに、淡い黄色のユウスゲの大群落が目に入る。紫のクサフジの群落も美しい。イブキトラノオもあちこちに咲いている。

 5合目を過ぎた所に、丸い石を積み上げて壁にした避難小屋がある。7合目あたりから勾配がきつくなる。見上げると、山頂に延びた登山道にガスがかかり始め、山頂は見えなくなっている。

 吹き出す汗をぬぐいながら、やっと山頂につく。ここには売店が建ち並び、一見、観光地のようである。伊吹山ドライブウエイが山頂近くまで延びているので、小さい子供連れの人達などで賑わっていた。

 お花畑にはニッコウキスゲが美しく咲いていたが、どの花も最盛期はまだ少し先で、これから花開く準備中のようだった。

 山頂は広く平坦で、その一隅には日本武尊の像が立っている。この前で記念撮影をしたが、あいにくガスがかかり始め、はっきりしないものになった。

 伊吹山寺山頂本堂は、ログハウス風の建物である。昼食後、本堂前で冷たいスイカをいただく。このスイカは、天野会長が氷と共に担ぎ上げて下さった貴重な一品。大変おいしかった。

 食事やデザートに満足しているうちに、山頂はガスが流れだし、何も見えなくなった。山頂からの眺望を楽しみにしていたのに残念だった。でもこの霧がスプリンクラーの役目をするため植物がよく育つとのことなので、今回はあきらめるしかない。

 下りは駐車場まで登山道を歩く。3合目から下の道は、樹林帯の中を歩くので日が当たらず涼しい。道幅はあるが石灰岩が露出した、ごつごつした歩きにくい道である。湿っていて滑りやすい。

 空を舞っているパラグライダーに目をやったり、足元を見たり、その上メンバーの皆さんは健脚ぞろいで早足で下るので、付いていくのに必死だった。

 "ジョイ伊吹"の、薬草風呂や露天風呂で汗を流して帰路につく。梅雨時の今日一日、晴れ間に恵まれた幸せをかみしめ、満足した山行となった。ただ花好きの私としては、咲きそろった伊吹山の花を見てみたいという思いは強い。もう一度花の最盛期に訪れたいと思っている。

 ドライバーを引き受けて下さった天野さん、片岡さん、遠路の運転お疲れさまでした。谷(公)


【参加者のコメント】
■ 岐阜の遠藤さんに伊吹山で会いました。偶然です。8合目で休憩した時の遠藤さんとの会話。「白山を日帰りで登っていた75才の元気な徳島の人に会いました。ホームページを開いている人です。」「江口さんでは、ないですか。」「そうです。」・・・その後、頂上まで、花の名前を教えてくれながら同行してくれました。(片岡)

■ 伊吹山、お花にはもうちょっとでしたが、たくさんの花を見て、遠藤さんに名前もたくさん教えていただきました。ニッコウキスゲよりレモン色の花はユウスゲ。黄色い豆科の花はキバナレンリンソウ。信長が亡くなった時に一緒に棺に入れたとか。カノコソウ、グンナイフウロ、ヒヨクソウetc.・・・シモツケが一面ピンクに染まる山を想像しながら、楽しく歩きました。伊吹山、百名山ゲット。40くらいかな、登ったのは。数えていません〜。(島)


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