大麻山〜藍染山〜あせび温泉   2007.12.23   国土地理院の地図を表示   [戻る]

【コースタイム】
7:45大麻比古神社駐車場8:10──8:20弥山神社鳥居・登山口──8:45 228展望台──9:23大麻比古神社奥の院・峰神社9:35──9:47 77番鉄塔──10:30卯辰休憩所──10:45卯辰越・県道──10:55縦走路取り付き梯子──11:17 73番鉄塔──12:15藍染山12:25──12:40 70番鉄塔・昼食13:10──14:00 69番鉄塔──14:25高徳線線路横断──14:35あせび温泉・入浴15:40──16:10大麻比古神社駐車場・解散

【感 想】
 数日前までの天気予報では、例会当日の降水確率は50%だったが、前日には雨のち晴れの予報になる。朝家を出てからずっと、雨は小降りだが降り続いていた。

 大麻比古神社駐車場への右折箇所を見誤り、通り過ごしてしまい、引き返したりしているうちに、雨はすっかり上がっていた。江口さん達3人が、先に車をあせび温泉へ回してくれてから出発になる。

 10分程歩いて、弥山神社鳥居前の登山口から、石段を上り始める。25分で標高228mの展望台に着く。雨上がりではっきりではないが、吉野川や徳島平野が一望できる。もうその頃には、汗っかきの私は汗が顔から吹き出している。今日の気温は、昨日より5度程高くなると聞いていたのを今頃思い出す。

 ほとんど石段ばかりを上がって、1時間で峰神社に着く。神社の裏には大麻山山頂の標識と、三角点がある。展望のない山頂だった。ここまで登って来る人は多いようだ。

 山頂を出発して、77番鉄塔へは10分あまりで到着。この大麻山をホームグラウンドにしている、江口さん、吉田さんの話では、天気が良ければ、ここから瀬戸内海の美しい景観が望めるとのこと。今日はガスにおおわれて何も見えず、一応見えたつもりにする。

 登山道は落ち葉が厚く積もり、じゅうたんの上を歩いているようだが、皆さん相当な早足での歩行で暑い暑い。山に入ると、アレルギー性鼻炎の私はいつも鼻水が出て困るのだが、今日は汗と鼻水で朝の化粧はどこへやら、ぐちゃぐちゃの顔になる。

 所々に大きなドロ水の水たまりがあった。何かの動物が入るのだろうか。「この中に入ると30年若返るのであれば入る?」と吉田さん。入る。入る。このぐちゃぐちゃの顔も、30年若返ればもう少し見られる顔になるだろう。

 卯辰越に下りて、県道を10分程歩いて、取り付きの鉄の梯子を登って藍染山へと進む。県道から1時間20分で藍染山山頂である。何でこんな綺麗な名前が付いたのだろう。  木の間越しに青いものが見えると思ったら、海で瀬戸内海だとのこと。木を切り払えば展望の良い山頂になるのだけれど。そこから少し下った鉄塔で昼食にする。風もない日だまりで、上着も必要ないくらいだった。

 昼食後、江口さんが持参したテープで、怪我をした人を背負う講習をしてくれる。シュリンゲと言うらしい。ツェルトを広げて固定する実習もした。どちらも初めて経験するもので、なかなか有意義な山行となった。

 そこを出発して、急坂を下り始める。やぶの中に消えかかった道で、さるとりいばらに引っかかりながらしゃにむに下る。

 しばらくして、リーダーがどうも道が違うようだと気づき引き返すことになる。上り返してみて、先程の昼食場所の鉄塔を69番と思っていたのだが、70番だったことに気づく。

 69番鉄塔から下るのが、正規の道だそうだ。今度はやぶこぎもなく、急な滑りやすい道ながらすいすいと下る。今回の山行に初めて参加された勝瀬さんには、やぶこぎの洗礼を受けてもらうことになってしまった。

 広々としたあせび温泉に入り、汗を流して帰路につく。お正月に初詣客で賑わう大麻さん。その上の山を歩くというので、何となく甘く考えて参加した今回の山行だったが、所々に骨があり楽な里山歩きではなかった。

 この山で鍛えている江口さん、吉田さんの健脚ぶりが分かる気がした。年末の暖かい一日を山で過ごし、温泉に入り、さあこれから年越しの準備にとりかかりましょう。お世話になりました。(谷)


[戻る]