山犬嶽

2006.6.25



 状況が変わり予定が再度変更になり、目指すは雨の日が良いという山犬嶽になった。午前7時に農協会館に集合、ここで5名、途中の南部中学で3名合流し上勝へ向かう。

 勝浦のローソンで最後の買い物をしておく。雨は降り続いている。福原(川又)からスーパー林道方面に曲がる。登山口へは2ルートあるがいずれも民家の間を通り急斜面で狭くガードレールも完全ではない。ドライバーは大変であるが高度を上げるに従い景色はすばらしい。

 樹齢1500年という久保の大杉(見てない)、樫原の棚田には若い稲が育ちつつある。民家の石垣には色とりどりの花が咲いている。水車小屋があって豊富な水で水車が回転していた。

 登山口は駐車スペースが少なく場合によっては民家にお願いすることもあるという。登山口の標高は600mぐらいだろうか?

 登山コースは大まかに3本ある。まず岩と苔のきれいなコースから上り始める。弱い雨は降り続いている。

 始めは杉林の中を行く。そのうち大小の岩がごろごろ出てくる。それにびっしり緑の苔が巻き付いている。というか岩を苔のじゅうたんが包んでいる。倒木も同じように緑で包まれている。

 苔は水分をたっぷり吸収し生き生きとしている。苔の厚さは何センチあるのだろうか、さわるとふっくらとしている。リーダーから苔でこけないよう注意がある。

 ここにはミニ八十八カ所があって祠の前には足をのせる台まで付いている。展望岩もあるのだが雨のため本日はパス。

 緑に包まれて歩いているうちに別のコースと合流する。遠くには遅咲きのオレンジのツツジ、足元には大振りのフタリシズカがいっぱい咲いている。ツルアジサイも咲いている。テンナンショウは雨を防ぐように傘をしているようだ。

 そのうち東光寺についた。屋根があるのがありがたい。ゆっくり休む。そこから頂上へは15分ぐらいで着いた。

 標高997m。広く祠と三角点があった。雨のため遠望はなかった。

 山犬嶽は双耳峰なので西の頂上にも行ってみた。急傾斜を下って上がる。こちらは狭く8人の居場所がない。尾田さんは別のルートで来たらしい。ここから更に西に向かうと高丸山に縦走できるという。谷さんは2回半行ったそうだ。すごい人だ!

 もう一度頂上を通り東光寺に戻って昼食を取る。

 帰りにまた苔の庭園に寄る。小さい道がいくつもあるので回る。緑、緑、緑、神秘的だ。今は1年で苔の最もきれいな時だった。

 駐車地点まで戻り、鹿避けのネットをかいくぐり秋葉神社にも行った。秋には三体の月が見られるらしい。

 帰りは別のルートで国道まで降り、月ヶ谷温泉に寄って帰った。雨の中趣のある山行でした。上田

山犬嶽の地図
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