釈迦ヶ岳(奈良・大峰山系)

2006.11.3〜4


【11/3】
登山口8:10──8:45小仲坊──11:30太古の辻──12:10深仙ノ宿12:45──13:45頂上──14:35千丈平14:50──15:15深仙ノ宿

【11/4】
深仙ノ宿──(0:25)大日岳──8:25深仙ノ宿──8:45太古の辻──10:30小仲坊──11:15登山口

 11/2夜JA佐古発。本四阪神近畿南阪奈の高速道から橿原市に下る。真夜中、コンビニで買い物。吉野町あたりの電柱看板には「柿の葉寿司」の文字がちらちら。帰路には喰うぞ、と決意して大峰山域の夜の国道を南へひた走る。

 上北山温泉向かいの道の駅で明け方まで車中仮眠。テントを張りたかったが、場所狭く他車もあり無理。明けて南へ、前鬼口で国道と別れ川沿いの林道をしばらく走って行き止まり。広場2ヶ所に15,6台分駐車場。ひさしぶりのテント泊で重い荷物、女2人12,3`、男2人17,8`。

 つり橋を渡る道は通行止めになっているので、車止めの鎖を跨いで舗装道をゆく。見上げると大日岳が天空に突き上げる壮観。周りの紅葉は明るい裾模様。

 小仲坊に着く。斜面に築石で段々があり上には真新しいトイレ。左には無人の宿坊、但し宿泊料は素泊まり4千円という看板あり、中は20畳くらいの畳の大部屋で清潔そう。布団が設備。

 横の石段から山道に入る。昔修験者が住んだらしき雰囲気の杉林のなかを通って沢沿いに緩斜面が続き、沢からやや離れて尾根に乗る。苔のゴロ石を乗り越え広葉樹など自然林がおおくなる。

 尾根を越すところで二つ岩が音叉のように岩の平行棒を縦にしたようにニョッキリ。7,8mの高さであるが岩登りにはきつそう。低い笹が出てしばらくゆくと、太古の辻。「南奥駈道」の看板あり。

 笹とツツジの稜線をしばらくゆくと右に大日岳への道を分けて深仙ノ宿(ジンセンノシュク)に着く。7,8人の無人避難小屋と灌頂堂が立つ広い鞍部となる。テント10張り位の広さで快適な所。

 荷物はおいといて釈迦ヶ岳へ。笹の快適な斜面を50分で2mの仏像の立つ頂上へ。展望は360度、北には弥山、八経ヶ岳、山上ヶ岳、南は笠捨山など大峰山脈の主要な山々が見える。

 下りには少し西に下ったところの千丈平キャンプ場に寄り道して水を補給して、トラバース道から深仙ノ宿へ。他にはテント1人と無人小屋1人で思ったより登山者は少ない。日帰りでなくゆっくり時間がとれた。テントで喰う水炊きとビールは格別。夜は満月と降り落ちそうな星々に囲まれて熟睡。

 朝は寒くて目がさめたが、朝飯前に大日岳をピストン、岩場がきついがなんとか頂上に。やはり銅像がある。

 下山後は上北山温泉で体をほぐして帰路に。吉野町では忘れず柿の葉寿司を買って家に戻ってゆっくり味わった。天野


[戻る]