平石山・朝立岩登り

2006.3.19


 寒の戻りか寒く薄曇りの中、JA佐古で天野、尾田2人が出発。南部中学東で島さんをひらう。

 少ない参加者で勝浦川を遡る。飯谷町の潜水橋を渡って「朝立彦神社」の棒杭に従ってミカン畑のなかの道をどんどん上がる。最終農家前の真新しい農道に駐車。

 普段の山行用具以外に岩登り用具を準備。会の赤い40mザイル、シュリンゲ、テープ、カラビナ、8環、ハンマー、ハーネス、赤ヘル、青ヘルなど。普段より4,5kg重たい。

 農家の横から朝立彦神社の参道をゆく。ミカンから転換したのか、松や樒の植わった段々畑を左に見ながら左へトラバース気味にゆく。

 水場を過ぎて石段を上がると神社前にでる。左に由緒の看板と東山系県立自然公園の看板がある。ここからは、稜線に沿って平石山目指して登る。

 最初は緩い稜線で明確な道がないので地形図で向きを確かめて進むとすぐ山道が現れる。

 北に折れて送電線下をしばらくゆく。地形図と電線から位置確認しながら歩く。

 電線から離れて杉植林帯を抜けると、雑木に囲まれた平石山頂上三角点に着く。三等三角点を確認。三角点の石の南面の上に右書きで等級が刻んである。

 戻って神社の周りを一週して神社裏の岩場に着く。標高320mから東、南の展望がよい。下は勝浦川、中景は那賀川、阿南、遠景は伊島、紀伊水道、和歌山。

 この岩場は高さ5,6mの初級者向け。40mザイルをダブルに固定して、下へ肩がらみダウン。8環は使わず、ザイルだけで降りる、

 用具をなるべくつかわぬよう。3人下に降りて、5mの岩を上下。つるべ式にもう一つのザイルで吊るように下から確保。

 登るだけでなく、岩「下り」もするべき。山行中には登りもあれば岩の「下り」もある。

 尾田さんは初めての岩体験。ハーネスは一回り大のがほしいか、腹を縮めるか。島さんは遙か昔の体験がよみがえったか、わりと軽々のぼった。

 終わって岩の上から景色を見ながらコーヒーをすすると久しぶりの充実感が味わえた。今回全くの初級だったが、久しぶりに岩登りの復活ができるかもと期待した。

 夏合宿で日本アルプスなど加する人は3,4回岩登りを体験することが自信の一端になろう。4〜5月には3,4回練習したい。天野


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