皿ヶ嶺(1271m)

2005.8.21



 朝からあいにくの雨。渇水問題で全国を賑わせている早明浦ダムにとっては、恵みの雨。しかし、我々登山者にとっては地獄の雨である。駐車場に着いた頃には、雨もほとんど止む。

 今回風穴の下の遊歩道から歩き始める。道も緩やかで晴れなら歩きやすいだろうが、何しろ雨で足元が悪く歩きにくい。

 登山道では、ハガクレソウ、ウバユリ、ミズヒキ、ツリガネニンジン、ヤマホトトギス、咲き終わったギンバイソウ等、草花が目を楽しませてくれる。小雨になったり、止んだり、晴れの日と違い遠くの山々はガスがかかり、自然がかもしだす墨絵のような風景に思わず足が止まる。

 下を見て歩いていると少し色づいた山ぼうしの実が落ちている。熟せば食べられる。

 龍神平に着くが、小雨も降っているし、ガスで何も見えない。愛媛大小屋で一服し、一気に頂上まで登る。

 頂上では記念撮影をし、早々に頂上を後にする。三角点は頂上にはなく、少し下った所にあり、復路は三角点の横を通り、十字路の標識を通過し、風穴の標識の道を下る。

 途中、倒木はあるし、急峻な道で歩きにくかったが、それなり楽しい一日を過ごすことができた。 桝井


[戻る]