霊仙山(リョウゼンヤマ、滋賀県多賀町)

2005.5.4



連休に定例が一つ(4/29、椿山、高知)では寂しいので、会山行として、滋賀県の霊仙山(岳)を加えた。

名神高速を彦根ICで下りて国道306号を南へとり、しばらくすると県道17号に入り、「河内の風穴」の看板に先導されて、川沿いに山奥へ。風穴を過ぎてしばらく走ると右の山際に「霊仙山」の標識。手前の路肩に駐車。

今は廃村となった今畑の集落のなかを行く。自然林と杉植林のなか高度をどんどん稼ぐ。トラバースぎみに道がゆるくなって自然林の中に山桜がちらほら白い花を見せる。前には西南陵が大きく立ち上がる。

笹の多い笹峠につく。これからの急坂にそなえて十分休憩。

西南稜にとりついてしばらくすると樹林を抜けて展望のよい草原の中を行く。ボケの花がこんなところにさくのにはびっくり。色々な花の咲く花畑、展望のよい尾根なので急坂でも気分は良い。暑さもほどほど。

傾斜が緩くなると石灰岩の露岩と灌木に足をとられながら水平に進むと、左に霊仙山本峰を見ながら草原のなか最高峰ピークを過ぎて頂上につく。

北には伊吹山、西には琵琶湖、東に養老山、南には鈴鹿山脈が広がる大展望。案内書では御岳や乗鞍も見えるとあったがそこまでは無理だった。しかし四囲の山々はよく見えた。

帰りは経塚山から汗ふき峠を経て、落合の集落に下った。県道を1kmほどもどると登山口に到着。(登り2:50、下り1:50)

下山後は琵琶湖畔にある彦根かんぽセンターの展望温泉から夕日を眺めて、日帰りでは味わえぬ贅沢な時間と食をあじわった。特に初めて食った鮒ずしは、日本酒にぴったりの珍味だった。

翌日は隣の港から遊覧船にのって湖北の竹生島へ。琵琶湖周航の歌を口ずさみたくなるような天気と気分で国宝の竹生島神社、国宝宝厳寺観音堂などを見学。

彦根に帰ってからは国宝四城の一つ彦根城の天守閣に登り、昨日登った霊仙山はじめ琵琶湖の景観を楽しみ、城内庭園「玄宮園」で庭園を前に茶をあじわった。

帰路は混雑を避けて若狭の小浜から舞鶴道経由で渋滞無く帰着。天野


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