爺ヶ岳,鹿島槍ヶ岳

2005.7.21-24



 北アルプスへ直行する定期バスがあると聞き一度利用してみたかった。その名も「アルプスライナー号」。今回はこれを利用して,憧れの「鹿島槍ヶ岳」に行くことにした。初日は扇沢から爺ヶ岳を経て冷池山荘で一泊,翌日は鹿島槍をピストンして種池山荘でもう一泊し,最後の日は大町温泉でゆっくりして帰ってくるという,北アルプスビギナープランだ。

 まずは,どのガイドブックやHPをみても歩きやすいと褒めてある柏原新道を通って種池山荘へ。小屋の前のお花畑はコバイケイソウの花が見頃で,それまでの長い登りの疲れが一遍に吹き飛んだ。小屋から爺ヶ岳への道沿いも,ハイマツの中に石楠花が咲いている(まるでハイマツが石楠花を守ってあげてるみたいに)不思議な光景に心が和んだ。ただ途中で「雷鳥」と遭遇してから少しずつガスが出てきて,爺ヶ岳南峰や中峰の頂上からは何も見えずがっかり。しかし冷乗越が近づく頃にガスが切れ,待っていた剱岳や立山の雄姿が登場。おお・これぞ北アルプス!と満足した。

 そこから15分程で冷池山荘に到着。去年リニューアルしたばかりとのことで記念の手拭いをもらう。22日は永井さんのお誕生日なので,その夜はビールで乾杯。相席の人達から焼酎も御馳走になり楽しく過ごした。

 翌朝目が覚めるとまさかの雨。朝食後どうするか検討の結果,雨も小降りになってきたので予定通り鹿島槍までピストンすることになった。小屋を出発してしばらくすると雨もやんできたが,その後もガスが切れることはなく鹿島槍南峰頂上に到着。残念な思いもあったけど,とりあえずは登頂できたことに感謝する。下りは,雷鳥を見つけたり花を楽しんだりしながらゆっくり降りていき,小屋で荷物を拾って今日の宿泊先である種池山荘へ向かった。

 最終日は小屋を6時に出発して下山。大町温泉薬師の湯で汗を流し,打ち上げの後温泉街を散策(玩具とお酒の博物館巡り)して,お迎えのアルプスライナー号に乗って帰ってきた。

 久々の北アルプスは,ゆったり山行とはいえ不安も多かったのですが,リーダーや永井さんのお蔭で楽しく歩くことができました。お世話になりました! 佐々木


[戻る]