後世山〜矢筈山(阿南、日和佐)

2005.12.23



 12月後半から1月前半まで丸1月も定例山行がないので、12月定期集会で山行を追加。南の後世山、矢筈山にゆく。佐古農協会館発、55号を南下。新野を通って福井ダムで、昨日の投身事故現場をかすめた。朝早いせいか、ブンヤらしき県外ナンバーの車がダム湖畔に一台来たところだった。阿南から日和佐へ抜ける星越トンネル手前で、右にある神社の看板から峠越えの旧道に入る。すぐに後世神社の説明看板を見つける。

 「後世」は実は「ごぜ」で、盲目の女人のこと。峠の切通し手前の新しい電波塔の横に駐車。積雪3cm。石仏の立つ切通しを過ぎて右に林道に入る。町境の稜線を右から左(日和佐)に越して日当たりのよい終点広場につく。鹿よけの網でかこまれて奥に参道、山道が伸びる。

 左に広い伐採地を見て右の稜線にあがる。自然林が多くなる。しばらく行くと後世神社である。前の広場から福井ダムが見えてヘリコプターが旋回。やはり捜索か。雪は4cm。雑木林に入って左へ急登して頂上に着く。雑木に囲まれ展望はない。北に少し行って町境を西へやや薮くさいところもあるが稜線ははっきり。

 雪の上に登山靴の真新しい足跡が1人先行する。こんなところに人がくるなんて・・・、自分のことはさておいて。どんな人か、不安にかられながら登りにかかると上からガサガサ。デターと思ってみあげると、どこかで見た男。徳島ハイキングクラブの和田さんだった。この人は香川(東かがわ市?)の人なのに、徳島の会に入ってしょっちゅう徳島や高知の山に登っているという。矢筈山へ登ったが引き返して一緒に登るという。ご苦労なこっちゃ。

 天気は快晴で日溜まりの雑木林の中、寒くはない。3町境の603mで大休止。時間が3時間以上経過したので、片岡以外はここで打ち止め、昼食。片岡は1人で矢筈山往復(40分)。

 帰りには後世山北の石土神社のところで和田氏と別れ下山、氏は北側の新野へ。下の林道に野イチゴがすずなりだったので収穫し、後日桝井さんが酒にしてくれることになった。

 下山したころには峠の雪はすっかり消滅。蒲生田岬の船瀬温泉に行って、海の絶景を見ながら湯につかった。天野


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