山犬嶽

2004.4.11



 勝浦川沿いのバス停から黒松寺を通って秋葉神社北の峠まででると、黒い大きな看板が出迎え。すぐ上の民家の横から山に入る。杉植林の中、ミツマタの白い花。苔むした大岩はまだ雨がすくないせいか、緑色はまだ鮮やかではない。東光寺大師堂で休憩して一登りで平坦な頂上へ。自然林に囲まれて展望はない。南西に伐採跡から少し遠望があるだけ。

西峰まではやせ尾根を5分でゆける。ヒメシャラが美。戻って、役行者の石像をまつる祠の横で昼休憩。下山には南東下の大岩に登って双耳峰を振り返る。秋葉神社の横から樫原の棚田を眺めながら帰路に着いた。(登り1:50、下り1:40)  以上、天野 記

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 「徳島県の山」取材のため、雨模様にも関わらず5人と内藤の息子2人を加えた総勢7人は、上勝町へと向かった。今回は「徳島県の山」の取材のため、登山口まで車では行かず、県道徳島上那賀線の「神田(じでん)」のバス停近くにある旭農村公園に車を置いた。

 まずは、棚田で有名な樫原方面へ向かう車道を歩いてゆく。道端にある案内板には山犬嶽と共に、三体の月と黒松寺の案内もあり、山犬嶽を紹介する場合は欠かせないと思うのだが、三体の月は伝説だそうである。道路の所々には案内板があり、迷うことはあまりないだろう。ちょうど花の季節で、途中に所どころ菜の花や桜があったが、中でも黒松寺の桜は見事だった。

 駐車も可能な広いカーブを通り過ぎ、愛宕神社の入口を過ぎるとやっと山道に入ったが、すぐに林道に出てしまった。それでも再び山道に入ると、いつの間にか棚田沿いのあぜ道を歩いていた。

 次に車道路に出ると、本当の登山口は近い。ここから案内に沿って山犬嶽へ。山犬嶽周辺の案内があった。登山道はハイキングコースと参道に分かれているので、今回は参道から登った。山犬嶽は苔むした岩で有名だが、本当に美しくなる季節は梅雨時から夏にかけてだろう。もう一度来なくては。

 しばらく苔の中を進むと、東光寺の境内に出る。境内では清水が湧いていておいしい。 境内から再び植林の中を行くと、山頂の神社が見えてくる。山頂ではひと休みすることなく、双耳峰となっているもう一方へ進む。もう一方の山頂にはヒメシャラの大木があり、つるつるの木肌気持ちがいいと何人かがしがみついていた。

 帰りはちょっと変な方向にも下りたが、ハイキングコースに進み、展望台からの眺めを楽しんだ。展望台からは、振り返れば山犬嶽の双耳峰も見え山頂よりも価値があった。地図を見ると、樫原の棚田までは本日のコースの他に沢沿いの道もあるようで、紹介するためには何度か足を運ぶ必要があると思われる。  以上、内藤 記

山犬嶽の地図
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