西山林道から、植林檜としばらくつきあうが、次第に自然林になる。ブナ、ダケカンバ、ヒメシャラから笹とコメツツジの急坂になると後ろに祖谷山系が。あと一息で天狗峠。爽快な笹原を、天に突き上げた天狗塚へ。
天狗塚には三角点は無い。剣山から三嶺、白髪、矢筈から寒峰まで澄み切った空気のおかげでよくみえた。北西の尾根を急降下。笹とコメツツジに足をとられぬよう気をつけて。さらに、その名のとおり「牛ノ背」へ向かう。
例の地塘に水があったので、振り返って地塘越しに天狗を望むが、水面が狭いので大きな天狗の三角形は映ってなかった。大雨の直後でないとお目にかかれぬようだ。
さらに笹の中、漫歩しながら行く。三角点は「背中」の盛り上がりをすぎた、牛の「尻尾」の「付け根」あたりにある。笹に埋もれて見つけにくい。 天野
