しがきの丸

2004.1.3



 2004年の初登山は、木沢村に位置する1163mのしがきの丸で、天野さんのLで吉本さん、久米夫婦の4人の参加であった。

 9時には、沢谷の送水管のすぐ南側から登り始める。すぐに、立派な石垣のそばを登って行くが、中は杉が植林されており昔の面影はない。途中、ガケや滝を見ながら、県有林の急な防火帯や頂上直下の急斜面を登る変化に富んだコースである。頂上まで3時間かかった。

 下りは、南東の方向へ913mの地点を経由して尾根を上沢谷へ下る。このコースも赤テープがあり、途中から右側がガケになり小畠や下沢谷の集落が見えてくる。この尾根には現在はめずらしくなった赤松の大木が何本かあった。

 そのうち民家が見えてきたとおもったら車道にでた。すると近くに立派な社の杉ノ尾神社が現れた。御神体はどうもしがきの丸のようだ。またここには、農村舞台の建物が残っており、この辺の集落が栄えていたことがしのばれる。この世は無常で、常に変化していることを実感した山行だった。(久米)

しがきの丸の地図
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