仙丈ヶ岳(3033m)、甲斐駒ヶ岳(2967m)2

2004.7.15〜18



 7/15夜10:30松茂とくとくターミナル発。JH名神から東海北陸道へ。飛騨清見で降りて高山市を経由し新安房トンネルから長野に入る。再びJH松本道から中央道伊那ICから高遠経由で戸台口へ。長谷村営バスで1時間余り、北沢峠手前の太平山荘前で下車。仙丈岳目指して、山荘横からとりつく。

 天気はまずまず。深い針葉樹林を抜けて沢沿いにゆくと馬ノ背ヒュッテ。ダケカンバが美しい。しばらくゆくと樹林をぬけてハイマツなど低木になる。展望が開ける。沢の上部が、昔氷河に削られた圏谷(カール)にかかると仙丈小屋にでる。カールの目前に頂上。2F建の新しい山荘。2食付き¥6500。安い、泊まる。小屋前のテラスから東、北方面の展望がよい。明日登る甲斐駒ヶ岳が白い山体を見せる。(3:10)

 翌朝、小屋番の人に、仙丈にのぼって甲斐駒ピストンすると話すと、それは無理とちがうか、と言われたが、カール越しに見える頂上を目指す。3033Mの頂上では風が強くガスが近づいたので、急ぎ写真を撮って登りと違う尾根道を下る。再び北沢峠へ。(3:30)

 時間が心配であったがトイレ休憩のあと甲斐駒ヶ岳をめざし、樹林帯へ。長い長い樹林をぬけると駒津峰へ。眼前に白い石灰岩と砂で覆われた山体がどっかと座る。風が強くけむりが舞う。久米(ヒ)と永井を置き去りに4人が挑む。長い急登で体力はかなり消耗していたが、気力、根性だけで足を上げる。砂けむりで立ち往生しながら、最後の岩をつかんで体を引きずりあげると石灰岩に囲まれた頂上へ。恨みの風が癒しの風に変わる。仙丈や八ヶ岳、富士山がみえた。(3:30)

 最終バスがせまっていたので長居は無用。労体にむち打ち下りを急ぐ。やきもきしながら永井、久米が待つ北沢峠バス停に着いたのは4時45分、発車5分前。リーダーの読んだとおりの、きわどいタイムだった。(2:15)

 下山後近くの宿を探したがなかったので、松本市の¥3000の民宿「ほしな」で泊まる。久しぶりの松本の銭湯で汗をながし、ビールで乾杯、最高。翌日はゲイジツに親しまないかんとて、諏訪湖畔のハーモ美術館でルオーのコレクシヨンなどを見て、往路と同じ行程を帰った。 天野


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