讃岐富士

2003.7.24



 昼頃になって思い立ったのが讃岐富士である。とりあえず西へ一般道を走り三頭トンネルを抜けて香川へ入る。北へ進むとやがてきれいな円錐の飯野山が見えてきた。近づいてから登り口を探すため一周半して飯山口に着く。完全な単独峰を実感した。駐車場には4,5台車があるが登山客とは限らない。徳島ナンバーが1台あった。

 午後2時に登山開始。ルートはらせんコースもあるがここからは直登コースだ。階段状の狭い道がずっと続く。急坂だがきれいでゴミも少ない。我が徳島の眉山とは偉い違いである。2,3人の下って来る人にすれ違った。そのうち突然広い道に飛び出した。らせんコースと交差したのである。

 小休止しているとかなり多くの人がこの道を通過していった。私は残りも人が少ない直登コースを進んだ。樹木が生い茂り大小の岩が現れてくる。いい雰囲気である。道が平坦になったかと思うとそこが420mの頂上であった。建物と遺跡がいくつかある。頂上が広いので見晴らしは180度ずつである。

 帰りはらせんコースを通ってみた。自転車も楽に走れそうである。このまま下ると車を置いた場所と反対に行ってしまうので、先ほどの交差点で直登コースに入り同じ道を下った。

 讃岐富士は円錐形なので標高の割りには占有面積が少なく、瀬戸内にあるため雨が少なく谷川がほとんどない。徳島にはない不思議な山である。(上田)


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