霧島縦走(韓国岳〜高千穂峰)

2003.3.22〜23



 山行計画では初日に別府の鶴見岳に登ることとしていたが、2日目が雨との天気予報のため急きょ予定を変更し、天気のよいうちに霧島に向かうこととなった。

 韓国岳は勾配が急なうえに、浮石と粘土道の連続だ。下りでいきなりたてつづけに3回も転んでしまった。すっかり意気消沈していたところ、富原さんが軍手を貸してくれたので、バランスも取りやすくなった。登山に軍手を持ってこなかったのは大失敗だ。

 急な上り下りの繰り返しの後、新燃岳にたどり着いた時は、かなりバテ気味になっていたが、火口湖が見えた時に、これまでの苦労が一気に報いられた気になった。人を寄せ付けない切り立った岩肌の外周と、黄色と緑のツートンカラーが美しい火口湖は神秘的で不思議な景色だ。

 2日目は夜に降りだした雨の影響で、朝から曇り空だったが、昼前には晴れるとの予報なので、高千穂峰に登ることとなった。西條さんが「頂上付近は非常に危険」と言われたので、行ける所まで行って、もうこれ以上は駄目だと思ったら引きかえそうと思っていた。しかし、滝さんや久米さんに励まされながら登ったら、気がついた時には頂上に着くことができた。

 日頃の運動不足を反省する山行であったが、この次にはもう少しトレーニングを積んでおきたい。 三井


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