天気うすぐもり。今年中には「徳島の1000m峰」を登り切りたいと年初よりの思いはあったが、何やかやで年末ぎりぎりの山行となってしまった。杉生山は、国道より見上げると植林の杉しか見えない山で、「1000m峰」最後の山としてはいささか気分が重い出発であった。
登山ルートは、「1000m峰」の本のルートの予定で、登山口に到着。身支度をして「さあ行こうか」という時に、軽トラに乗った地元のオジさんが通りかかり、「ここから登るのはあぶない。南側からが楽だよ」と教えてくれたので、急遽予定を変え南側の集落へ廻り込んだ。
念のため民家で登り口を再確認し、登り出した。南の山らしくかなり手強い斜面であったが、予想に反して杉林ではなく高度を上げる毎に、南西方面の池野河、御朱印山、行者から赤城尾山が展望でき、退屈することなく2時間ほどで山頂に着いた。
山頂では、皆の拍手の中、私の「1000m峰」完登記念の表彰状をもらい、湯豆腐にて祝杯を上げてもらった。
杉生山が「1000m峰」最後の山とは、という物足りない気持ちだったが、無事登頂し下りてくると、杉生山が最後の山でよかったと思えてきた。人間って勝手なものである。
久しぶりの仲間との山行。湯豆腐。祝杯。いいものです。21世紀もよろしく。松原