申太郎、高城山、砥石権現

〜こんな山行もあり〜         2000.5.3


メンハ゛ー:松原(L)、大西、吉本、佐々木、多田(桂)、西

 ゴールデンウィークの真っただ中、薄日の差す山歩きには、絶好の日和となった。スーパー林道の途中、一見見過ごしそうな申太郎へのとりつきから歩き出す。余り人が入っていないようで、ルートははっきりしないが、迷うことはないようだ。「梅桂草」という花が至る所に咲いていた。草花に興味がある方ではないが、大西さんの解説が付くと不思議と覚えてしまった。

 頂上は展望がきき、かろうじて剣山が見えていた。写真を撮り再び車に乗り込む。それにしても、ゴールデンウィークということもあり、かなりライダーが多い。

 次の山は高城山。数十段の階段を登ると、道は一面の草原の中へ入っていった。時折、鹿が食べたと思われる樹皮のむけた木々を目撃。と思ったら、笹に隠れて足下には無数の鹿のフン。面倒なので私は踏んで歩いていた。

 ピーク手前には、建って間もない降水観測レーダーがあり、山の中で立派な建物を見ると、ちょっと異様な感じがした。レーダーを過ぎるとピークはすぐそこだ。

 いよいよ今回の一番の目的である砥石権現だ。「かたくりの花」が見られるという。前述のように、大西さんの解説で、一面の花を想い期待する。登り出すと、「ヤブレガサ」が一面に広がっていた。誰が付けたのか、真にその通りと感心する。が、本命の「かたくり」が見つからない。各々が足元を見、周りを見渡して歩く姿は、ちょっと変わった光景だった。ピーク手前でやっといくつかの本命を発見。

 想像とは違い、小さくひっそりと咲いている可憐な花だった。

 ピークでは恒例の打ち上げパーティ。多田さんを始め、皆さんの心のこもった料理に、いつもながら幸せな時間を過ごせた。帰りには神山温泉で体の疲れをとり家路につく。

 今回の山行は、どの山もアプローチが楽で、容易にピークを踏むことができた。こんな山行もいいもんです。こんなのも、アリでしょう。 西

高城山の地図
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