10月の貴重な3連休を利用して、かねてより希望していた苗場山の山行が実現しました。本来なら金曜日の夜出発のところでありますが、名神高速道路が夜間通行止めのため、土曜日の朝出発となりました。
予想通り京都手前で渋滞にかかり1時間ほどロスしましたが、その後は順調に走り、午後4時頃北陸道を下りて一般国道405号に出ましたが、この国道が山越え、谷越え、峠越えのまさに「酷道」で、宿泊地である新潟県の津南町に着いたときは日も暮れ落ちて真っ暗になっていました。
1泊13人用で1万5千円という格安のバンガローに泊まり、おいしい鍋料理にお酒も進みましたが、翌日のことを考えて早めの就寝。
2日目は早めに朝食を済ませて出発。3合目まで車の乗り入れが可能ですが、駐車場が満車のためか、途中林道の路肩にたくさんの車が駐車してあり、あきらめて林道の空きスペースに駐車し、登山口まで歩く。登山口は予想通りたくさんの人で賑わっており、紅葉の時期の百名山はどこに行ってもこんなものだろうと、あきらめて歩き出す。
しばらくは視界のきかない樹林帯の尾根道が続くが、4合目、5合目と1合目ごとに標柱があり、登山道もよく整備されており、1時間半ほどで和山分岐に到着。
ここからは北アルプスや浅間山、八ヶ岳などの山並みが見渡せまさに絶景。その中でも並んでそびえる妙高山、火打山の美しさが特に印象に残りました。
ここから頂上までは緩やかな木道が続き、両側の池塘や草モミジ、自然林が織りなす光景はまさに「雲上の庭園」といった感じで、頂上からは眼前に谷川岳、その奥に福島県の山々(おそらく尾瀬の山)も見渡せ、はるばる来た甲斐があったとつくづく思いました。
下山後は明日の日程を協議しましたが、天候が悪そうなのでとりあえず野沢温泉に向かい、交渉上手の西條さんに安い旅館を交渉してもらい、チェックイン後外湯めぐりに温泉街の散策と、ちょっとした観光気分に浸りました。
翌日は予想通りの雨で、山を諦めて安曇野の散策に向かいました。山岳美術館、安曇野ちひろ美術館などをめぐり、おいしい信州そばを食べて帰途につきましたが、帰りは行き以上に名神高速で大渋滞に会い(35km)、予定より2時間以上遅れて午後9時前にやっと到着しました。
3日間の走行距離は約1500kmで少々疲れましたが、私にとっては苗場山が記念すべき50番目の百名山登頂となりました。 折目