石墨山

2000.3.18


メンハ゛ー:天野、吉田、古田、永井

 雨の天気予報で3月19日の三瓶山をやめて、愛媛の石墨山(イシズミヤマ)に登った。吉田さんの雪辱山行である。前回は雨の中だったらしい。

 先週開通したばかりの“エックスハイウェイ”を通る。土成ICより松山方面へ、小松ICで下りて11号線を西へ、櫻三里を越えて南へ、面河方面に494号線に入る。道はだんだん細くなって、これでも国道かと思う道をしばらく行くと、「唐岬の滝」(カラカイノタキ)の看板のあるカーブにP。すぐ横に登山口あり。

 手入れの行き届いた植林の中の道をゆく。しばらくゆくと、陽当たりの悪いところに雪がある。昼に溶けて夜に氷ったらしくよくすべる。30分でだだっ広い割石峠。同じく杉林の中でうす暗い。間伐林で作った東温高校の山小屋がある。

 尾根道にとりついて南南東に登る。しばらくゆくと勾配がきつくなり、おまけに雪が道を覆っている。10〜20cmに深くやや固くなって滑り易い。キックステップを忠実に実行しながらゆっくり進む。4本爪アイゼン装着の吉田さんはスイスイと先にゆく。わずかな準備で大きな差がつく。残雪のありそうな時期と場所、高度に行く時は軽でもアイゼンがあれば重宝。雪と30分格闘したら、陽当たりのよい肩に出る。見晴らしがよい。稜線に沿って笹とブナの林の中をゆく。大きな岩場からは石鎚のながめがよい。西から見るのははじめて。しばらくゆくと頂上で、石鎚方面の展望がよい。南には五段高原(四国カルスト)が白銀をかぶっている。堂ヶ森〜二ノ森〜石鎚の銃走路が呼んでいる。

 陽当たりがよく、風もなかったので頂上で1時間も過ごして下山。やはりかたい雪の下りは足に負担が大きい。やわらかい深雪の方がまだ下り易い。

 帰りの高速道で美濃田の湯につかった。室内に3つ、外に3つの湯船でかなり広い。時間的にも剣山に行くのと同じくらいで、日帰りで石鎚より西の山にも行けるようになった。山域を広げて山行を盛んにしていきましょう。 天野


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