貧田丸(1018.5m)

2000.4.30 曇りのち雨


 ゴールデンウィークの始まりの29日は、仕事で、天気は最高!翌30日は、休みだが、午後から雨という天気予報であった。

 30日朝6時半頃に目が覚め外を見てみると、雨の降るような空模様でなく、これならいけるとすぐ家を飛び出した。しかし、行く途中ルートについて準備をしてなかったのを思い出したが、現地を見れば何とかなるさと車を走らせた(決して真似しないで下さい)。

 大木屋小石川隧道を高知へ抜けて、すぐに車を置き、さて、どこから取り付こうかと辺りを見渡してから、取り付きやすそうな東側の尾根に取り付いた。尾根の上には、踏み跡また赤テープもあり、まもなく貧田丸へと南東に延びる尾根の分岐に出る。そこを右に進んでいくと、貧田丸が見え、なお進むと頂上部の急な登りとスズタケのブッシュが現れたので、右寄りのブッシュに突入した。これは、失敗であった。「コンニャロー」と悪態をつきながらスズタケをかき分け進むと、突然スズタケがきれ、南東方面が見渡せる広い頂上部へ飛び出した。

 そこより50mほど進むと立て札のある貧田丸の頂上であったが、そこからは、展望はなかった。帰りは、スズタケへの再突入がいやで北寄りのスズタケのきれたところから下りると、これが正解で、訳なくスズタケの攻撃からのがれることができた。

 車に帰りすぐ横にシートを広げビールを飲みながら、雑炊を作り食べ終えると、ポツリポツリと雨が降ってきた。貧田丸は、徳島の南の県境、非常に遠い所と思いこみ、長い間来るのを躊躇していたが、今回思い切ってきてよかった。帰りは充足感があった。松原


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