新九郎山〜杉生山

1999.5.2


メンバー:CL尾野、小林、滝、久米、久米(福)、久米(俊 中二)

 風薫る5月2日、雲ひとつなく晴れ渡った空のもと、まだ見ぬ山に期待を膨らませ喜び勇んで登り始めたのはよかったが、汗とほこりにまみれ疲れてよれよれになり、その上主婦としてはこわ〜い経験をした山行となった。

 それは木々の若葉が陽に輝き、なごやかな笑い声が響く中、突然音もなく忍びよる悪魔のように現れた。稜線を縦走中主人があっという間に2m程下の杉の植林の中に落ちた。幸い怪我はなく主人はテレ笑いで済ませた。次は杉生から下山する途中、息子が私の背後からこれまた3m程下のブッシュの中に飛び込んでいった。無傷だったのが不思議なくらい。皆さん、人ごとだと思わず気をつけましょう。

 今回のコースは、息子のような初心者には「どうしてよりによってこんなところばっかり歩くの?」と合点がいかない道なき道。ベテランにはこんな所にも山好きな先達がいると思わせる、にっくき赤テープがブッシュの中に的確にある山でした。

 杉生の下りは女性3人の読図でというリーダー命令が下り、いざ出陣となったのですが、10分と経たないうちに右往左往。その時ブッシュの中で笑いを噛み殺していたリーダーが「どしたん?」と浮かぬ声で姿を現し、たちまち冷静沈着に処理して一件落着となったのでした。やれやれ。「殿、あのような場所でお戯れなされてはいけませぬぞよ。」 久米(福)

新九郎山の地図
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