三嶺

1999.1.17


 ”虫の知らせ”で目が醒めて朝4時に家を出る。こんなに早く起きるのは何年ぶりか。昨日から定例で三嶺に先行した4人と合流しようと、一人で徳島高速道路を西へ、美馬ICで下りて、更に西へ。三野の辺りで40〜50k位のザックをかついでスタコラ歩く人を追い抜いたが、それは実は加賀城さんであると、あとで判った。(日本縦断に向けて訓練、大歩危まで歩く途中だった。5月に出発するそうである。)

 山城から祖谷へ、名頃から林道に入ると雪が積もってタイヤがすべり易い。タイヤネットを張る。行けども先発のテントや車が見えぬ。とろとろ林道終点の登山口に着いたが、先行のトレースがない。どこで昨夜泊ったのか。とにかく待つことにした。

 ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲をラジオで聴きながら(ソロ:J.シゲッティ、指揮:B.ワルター、オケ:ニューヨークフィル、古い録音である)。この曲が終わるまで(約45分)待ったが猫の子1匹も来ず、仕方なく1人で登る。

 頂上直下は雪は50cm位で難なくパス。小屋の前に行くと向う(北)から4人の一行がちょうどこちらに向ってきた。連中である。菅生から来たという。そうとう雪が深く4時間位かかったらしい。疲れたとのことで吾輩の車の方に降りて菅生旅行村まで回送した。虫の知らせとはこのことだったのか。 天野

三嶺の地図
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