寒風山から笹ヶ峰

1999.6.20


メンバー:天野(L)、折目、西條、太田、久米(福)、滝、小林、富原

コースタイム
登山口9:15
桑瀬峠9:50
寒風山10:45
笹ヶ峰12:10
同 発13:00
ちち山13:30
一ノ谷乗越14:10
一ノ谷やかた16:00

 高速道路を使って西条ICからR194を南へ。新寒風山トンネルを抜けて高知県側下山口の一ノ谷に1台駐車。すぐ横の「一ノ谷のやかた」は沢沿いの静かな山荘のたたずまい。下山後風呂に寄ることにしよう。もう1台で登山口へ。広げられた駐車場にも車が数台。バスもある。

 売店の横からとりつく。空は梅雨の中の快晴で、澄み渡る。昨日の雨で洗われた深緑が目にしみる。桑瀬峠まではや々急登。夏至の直前で太陽は真上から当たる。峠が間近になるとジリジリと痛いくらい照りつける。

 峠に出ると風があって心地よい。北側(愛媛)は雲が低く雲海ぎみ。北風が下から雲をちぎって稜線まで吹き上げる。目指す寒風山まで笹の多い稜線を行く。とにかく、空が抜けるように碧く、霞でぼかされていないので緑が水々しい。雨が空気も緑も洗い流した。梅雨もまんざらでない。

 寒風山から笹ヶ峰まではさらにすがすがしい景色。足どりも軽やか。折目選手は近頃の快適な職場環境とトレーニングのおかげでコースタイムの半分で歩く、いや、走る勢いで、それにつられて全体にハイペース。おかげで笹ヶ峰でたっぷり休む時間がとれた。ビールで乾杯。瓶ヶ森、石鎚、ちち山、平家平など周囲の山がくっきりと見えた。風もほどほどで気分はGoo。

 下山はちち山を回って一ノ谷方面へ。1000mの標高差を退屈させない深い森林の中を快走して一ノ谷やかたへ。待望の温泉に入ろうとしたところ、時刻がおそく、宿泊客優先の時間(15時過ぎ)になっていたので断念、残念。しかし、「チロルの森」でビール、ソーセージ、グラタンなどALPSの気分で充分慰められた。下山後のビールはやっぱりうまい。 天野

「阿波あすなろ山の会」
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