矢筈山

1998.12.12


 3年前友人とドライブに行き、その展望の素晴らしさに魅せられ憧れていた落合へ行ける事となりワクワクする。当日は上天気になり、朝6時前に川島合庁を出発して三加茂より深淵へ入る。健脚隊(会長夫妻、小林、尾野、多田、西条)とゆったり山行隊(片岡リーダー、永井、佐藤、佐々木、富原、宗本)に別れ、8時前に<落合峠.烏帽子登山口>より落合峠を目指して出発する。先行の健脚隊は、みるまに姿が見えなくなる。

 歩き良い道を進む。沢には1m程のみごとなつららがたくさんあり、折って口に含むと乾いた喉にはとても甘く感じる。ブナ林の斜面一面は、まるでショコラケーキに粉砂糖をかけたような雪景色。右手山頂奥には、朝日にキラキラ輝く樹氷・・・感動するうち9時過ぎ落合峠に到着する。すばらしい展望を眺めつつ休憩をとり、矢筈山〜石堂山を目指す健脚隊を見送った後、9時半私達も矢筈山へ向けて出発する。

 低い笹原が続くうち急登になり、サガリハゲとの分岐をこえると積雪も多く、足元に注意しつつ前を見上げると「うわあきれい!」。初めて見る”真っ白の樹氷の世界”です。みとれているまもなく背たけ程の段差、どこへ足を掛けてよいのやら3点確保と言いきかせつつ下山の恐怖が頭をよぎる。幾度かの難所も「案ずるより生むが易しでしょ」の声に納得。

頭上の大岩が近づくとまもなく、1849m矢筈山頂上に11時半到着。”ヤッター皆さんありがとう”。好天に恵まれ360°の大展望に感激しつつゆっくり昼食をとる。石堂山山頂には”健脚隊”らしき人影が見えるので、みんなで大声で「先に帰っていいよ!」と叫んだが聞こえたかな?

 健脚隊より一足遅れ、ゆったり山行隊も全員無事下山。今回は、天気も景色も最高で、とても楽しめた山行でした。リーダーはじめ皆さん、大変お世話になりありがとうございました。宗本

落合峠の地図
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