第3回県境リレー縦走(雲辺寺山〜境目峠)

1998.11.15


メンバー:片岡(L)、松原、吉田、永井、佐藤(信)、上田、宗本、佐々木(淳)

 阿讃山脈を各山の会が分担して歩くという県境リレー縦走。今回のあすなろの担当は、香川と徳島の境にある、雲辺寺山から愛媛と徳島の境の境目峠まで。今日はみんなでお遍路さんになろう・・・。

 最初、雲辺寺の駐車場に車を置いて、そこから歩き出す予定であったが、途中、道路が崩壊していた為少し手前の『通行止』の柵の近くに車を置いて、皆でワイワイ言いながら雲辺寺へと歩く。それにしても良いお天気。抜けるような青空の向こうに、祖谷の山々がくっきりと見える。早く山の名前がわかるようになりたいなと思う。

 四国霊場六十六番札所雲辺寺は、八十八箇所の中で一番高い所(911m)にあるのだそうで、境内を抜けて少し行った所にある小高い丘からは、瀬戸内海や川之江の町が綺麗に見下ろせた。

 9:05 雲辺寺を出発。ここから境目峠までは県境沿いに『四国のみち』がずっと続いており、ハイキングには丁度いいらしい。しかし私達は、『四国のみち』をお遍路さんのように淡々と歩くことは許されず(?)、ススキの中に分け入ったり、茨と格闘したり木の枝に掴って崖を降りたりしながら歩いていった。

 たくさんの茨のお陰で、私の足と思いきって買った登山ズボンは傷だらけになったけれど、自分一人では絶・対・に・経験できないことができて良かった・・・と思おう。最後にほんの少しだけ山道らしい道が続いて、気持ち良く歩いていたら、思ったより早く境目峠に着いてしまった。(14:20)

 9月の天狗塚以来、お天気が悪くて3回もあすなろ山行が中止になっていたので、『私は雨女か』と少し心配だったけど、無事行ってこれて良かった。

 帰りの車の中から、綺麗に色づいた阿讃山脈を背に、黄色いハンググライダーが悠々と飛ぶのが見えた。みんなそれぞれの『秋』を楽しんでいるんだなあと思った。 佐々木(淳)

雲辺寺の地図
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