林業体験記

1998.11.7〜8


 森林ボランティアの募集を見つけたので、山への恩返し、というより、いつも花粉症に悩まされる杉を切り倒して恨みを晴らすため、初めて参加してみました。

 場所は高丸山の一番手前の登山道を少し登った所でした。ご存じのように高丸山はブナの林がよく残っているところですが、その一角に手入れもされずに杉の植林がありました。

 植林の手入れには植えつけ、下草刈り、除伐、間伐、などがありますが、今回は間伐でした。

 直径20〜30cmに育っているものをのこぎり1本で次々に切り倒していきます。自分の腕1本で大きな木がメキメキ音を立てて倒れていく様は、快感です。2時間もすれば手がしびれて、のこぎりを持つのも大変でしたが、きれいになった林には、やはり愛着がわいてきました。高丸山へ行った際には、切った木はそのまま転がしてあると思うので、見てみてください。

 今年度の募集はもう終わりのようですが、3年くらい前から毎年春と秋に、県内5,6カ所で募集をしているようなので、興味がある方はいっしょに参加してみませんか。ちなみに参加者は、やはり山登りをされる方が多かったようですが、80才近い方もいました。 内藤

高丸山の地図
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