寒峰

1997.10.9


コースタイム
徳島発6:00
営林小屋着8:25
落合峠9:55
10:15
前烏帽子11:30
寒峰13:05
13:15
前烏帽子14:55
落合峠16:20
駐車場17:40
徳島着20:30

 少し早いが紅葉の季節、最低ススキは出ていると思い、寒峰に行ってみた。パンクがこわいので、営林小屋からの道を選んだが、深渕の集落に入る手前から道路改良を行っていて、既にでこぼこ道であった。完成すると、集落までは立派な道になりそうだ。しかし、そこから先は変わらないようである。

 営林小屋まで行く途中で真新しいバンガローを見つけたが、今日のコースが時間のかかるコースなので、どんなキャンプ場になっているのか確認しなかった。

 営林小屋からの道は朝日が木漏れ日となり美しい。しかし、落合峠手前の林道に出るところはタイヤ等が捨てられており、下りの際の目印にはなっているが、いただけない。もう少し管理はできないものだろうか。

 10月に入ってからは天候に恵まれ、この原稿を書いている20日頃は日増しに暖かくなっている感じまで受けるが、この日も気温の割に暑かった。1L持っていた水は前烏帽子で使いきり、そこから先は砂漠の民のような行程になった。それでも至る所にあるススキの原は美しく、写真撮影を続けた。

 寒峰のススキは下界と違い、セイタカアワダチソウにそのテリトリーを侵されていないし背も低いので、ススキの中に立って撮影すると丁度上半身が出て、童心に帰る。下界にこういう場所が無くなってしまったのは非常に残念である。

 前烏帽子から寒峰までの道は国体で整備されていたはずだが、だいぶ元に戻っているようだった。自然の回復力はすばらしい。人があまり通らないせいか、剣山とは大違い。山頂は午後特有の薄霞は出たが、天狗・矢筈は言うに及ばず遥か遠くまでの大展望。ところが三嶺の頂上付近だけ時々雲に隠れていた。どうして三嶺だけが?
 帰りは烏帽子をまわる予定だったが、乾ききった喉を潤すため元来た道を戻り、落合峠から営林小屋までの途中にある水場で、思いっきり水を飲んだ。 内藤

寒峰の地図
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