平家槍 (1445m)

1997.10.5


メンバー:L尾野、折目、小林、永井、天野

 祖谷山系の中にあって、標高は決して高くないが、周りから見てひときわ鋭く尖った槍のように見える山がある。サガリハゲから南に下った所にある1445mの標高点を持つ山である。名前はまだない。我々はこれを「平家槍」と銘々する。

 いよいよこのあこがれの頂きを目指す日が来た。東祖谷山村の落合東を目指して祖谷川を離れ車は登る。落合谷川上流へ2kmから東へ分けて林道はつづく。2万5千分の1の地形図(「京上」)の824mの標高点の辺りまで車が入るが、地面はデコボコ、両側から藪木が車を引っかくわでボロボロ、帰りにはパンクしてサア大変。

 山中は沢沿いに東へ20分も行くと沢から分かれて、廃墟となった民家の裏から、頂上真北のコルに向けて杉の植林の中。コルからは頂上に向けて陵線通しで問題ない。頂上はさびた鉄の祠が座し、やはり旧は人の来たことを偲ばせる。原生林に囲まれているが、木の間には黒笠、塔ノ丸、三嶺などが見える。広くはない頂上ではあるが、種々の木々に独特の味があった。

帰りには新設の祖谷温泉で汗を流した。最近はアフターMt.が充実して、満足度GOO。 天野

落合峠の地図
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