平家平(東蝉谷〜岩倉峠〜平家平)

1997.3.22〜3.23


メンバー:尾野(L)、森、天野、滝、永井、小林、松原、多田

 今回は東蝉谷から岩倉峠を経て平家平山頂へ、帰りは通常ルートで東蝉谷へ戻るという計画で、登頂前夜10時に県庁を4名、2名と2台に分乗し、コンビニに立ち寄りつつ東蝉谷の登山口へ到着。直ちにテント設営、盛大な宴もないままそれぞれのシュラフへ・・・。

 翌朝まだ暗い5時に起き各自朝食、身支度している内、森先生が合流。明るくなった6時過ぎに平家平目指して出発。相変わらず南の山につきものの登り始めからの急坂に。これから先の長い道中の行末に不安を抱きつつ皆の後を登っていく内、蛇石神社へ到着。

 神社では2匹の石蛇に登山の無事をお願いしつつ先に進むと、くちかけの造林小屋、そしてすぐに沢に出た。沢沿いを上流へしばらく行くと小さな滝が現れ、その手前で対岸へ渡り、尾根に取り付いたが、落石が多く皆いつもになく真剣に登る。やがて、何にも目印のない岩倉峠へ。

 峠で記念写真を撮り、再び笹をかきわけ笹の下にもぐりつつ、尾根筋を細いふみ跡を外さぬ様、目印のテープを確認しながらピーク手前の1515m峰に。

 ここからは、すぐ目の前に平家平のピークが見え、楽にたどりつけそうに思えたのも束の間、相変わらずの笹と格闘していると、何となくという感じで11時過ぎにピークへ到着した。

 ピークでは別ルートより登ってきた阿南の同好会の人たちと一緒になり、雑談、昼食の後、別れを告げた。帰りは登ってきた尾根筋を戻り、通常ルートの1360m付近の分岐より左へ下り沢へ出、対岸へ渡るとすぐに造林小屋を通過し、蛇石神社にも別れを告げ、午後3時半登山口へ着いた。車で帰る途中、もみじ川温泉で汗を流してから県庁へ帰着した。

 私にとって平家平は手強いということで憧れの山の1つであったが、メンバーと天気に恵まれて、意外に楽にピークハントすることが出来、感謝しています。ピークで出会った、年配の阿南の同好会の人たち、下山中尾根ですれ違った年配の単独行の男性、又2人連れの男性、この平家平はまだ常人を寄せつけないと想っていた私にとって、これだけの人々に会ったということは驚きと同時に少し残念な気がした。この山も今やポピュラーな山になりつつあるようだ。

追記
ブッシュの中の行動には、手袋はもちろん、保護メガネも必需品と思われます。(同好会の人が多数使用していた。)松原

平家平の地図
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