６月後半から７月にかけて、季節外れの台風や悪天候のため沢登りの多くが中止になったが、この日は天候に恵まれた。縦断帰りの加賀城さんも迎え、夜に祝賀会を控えつつ、早め早めに行動した。
しばらくは雨が降っていなかったが、穴吹川の本流はまあまあ流れもあったので、最初の難関は無理をせず、水泳をやめて巻いた。ところがそこからは、水が所々伏流し、足を浸すこともできない所もあった。しかしそれでも無理矢理水の感触を楽しみつつ、沢を遡上した。最後の方はちょろちょろになり、道無き道をしばらく岩登りの要領で登っていると、獣道が現れ、しばらくして頂上に出た。
頂上で昼食後登山道を降りたが、車は登山口ではなく県道沿いに１台回して置いただけであったので、舗装道をやたらと歩いた。そして帰りは夜の宴会に備えて、グリーンヒル穴吹で一汗流し、夜へと流れた。
水は少なかったが割合おもしろく、沢登り初挑戦であった中野さんも、喰わず嫌いであったと感じていたようだ。今後に期待しよう。 内藤
