大山 雪山山行

1997.2.8〜2.9


メンバー:片岡、折目、多田、滝、永井、中野

 計画段階では、8人の予定であったが、仕事の都合等で結局6人で川島合同庁舎を10:40に出発した。1台の車で、荷物にはさまれて一路大山を目指した。瀬戸大橋を渡り、岡山総社ICより429号線を走る。狭い所もあるが信号機も少なく走りやすい。高速が3月に開通すれば、もう走ることもない道だ。落合ICより再び高速を走る。

 トンネル(摺鉢山)を抜けると雪国だった。白い世界が目に飛び込んできた。蒜山の山並みが見えてきた。蒜山SAで休憩の後、米子に回ろうか迷ったのち、気温も高く道に雪も少ないだろうということで、溝口で下りて桝水のスキー場を500mほど走った所でチェーンを着ける。

 下山キャンプ場には20分ほどで着いた(16:00)。駐車場にラッキーに入れた。1日1300円、キャンプ場には、テントが30張くらいあった。下山してくる登山者もあった。高知労山の大森先生に会う。高知県連で、冬山講習会をしているとか、テレビ局も来ていた。

 さっそく、雪を固めてテントを張る準備をする。気温が高く、外で食事をとる。キムチ鍋をみんなでつっつく。捨てるのが、もったいないので少し食べ過ぎたみたい。食事を終って、テントの中で飲み直す。僕はカゼでもひいたのか頭痛がして飲む気にもならない。結婚談義に花が咲いていた。

 8:30頃シュラフにもぐり込む。8人用のテントとは思えないぐらい狭い。三浦君が来ていたら、入りきらなかったかもしれないと話した。何とか各自スペースを確保して眠りについた。多田さんが持ってきてくれた梱包用のシートのおかげで、下からの寒さはなかった。3:00頃からトイレをガマンして、5:30起床する。

 7:10出発。みなアイゼンを着けたが僕は6合目で着けた。登山道は踏み固められていて走り易い。順調に折目さんが飛ばしている。ついていけない。6合目に8:35着。無雪期のコースタイムより早い。天気がよく、大山北壁、弓ヶ浜の眺めがすばらしい。大パーティが先行している。元谷にも数パーティが入っている。雪上訓練か。6合目から上部もラッセルの苦労は無い。

 景色を楽しみながら、11:00弥山着。日なたぼっこをしながら昼食をとる。剣ヶ峰まで行けそうだが、計画にもなく、両側が切れ落ちている縦走路を見て無理をしないことにする。鳥ヶ山が雄姿を見せている。10年ぶりの大山。また来年来れたらいいなと思う。今年の大山は、きげんがいい。晴男、晴女ぞろいだったからかな。とても冬山とは思えない。小春日よりだ。

 下山は、楽である。尻セードを楽しみ1時間足らずで下りた。小生は、5合目で腹の調子が悪くなり、キジ撃ちに谷を下りる。見通しがよく、かくれる場所が無い。冷汗をかきながら、場所を捜す。三鈷峰を見ながらキジを撃つ。登るのが大変で、雪が落ちて、ここでラッセルした。

 今回は、ラッキーだったが、冬山の厳しさを忘れてはならない。ラッセルする体力もつけておかねばと思う。でも、冬山のすばらしさは格別である。また、雪とたわむれに山へ行こう。 片岡

「阿波あすなろ山の会」
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