樽ヶ関谷から沢を登り堂ヶ森(1689m)へ

1996.7.13〜7.14


メンバー:L片岡、加賀城、折目、田村、岩田、松原、太田、多田(計8名)

 梅雨明けの青空の中、川島合同庁舎を出て4時間半後、逆瀬谷の林道終点に到着。標高850m付近にテント設営。ディナーはミンチと茄子の怪しげな加賀城炒め、それに、あすなろチャンコと複雑怪奇な献立であったがうまかった。蛍の歓迎、満天の星、沢の音の中、夢路につく。

 翌朝、5時起床。5時45分テントを後にして、林道を40分上流へ歩く。林道分岐点より、渓流に入る。思わず歓声があがる。幅10数mの一枚岩盤が数十m続き、滑り台の様な見事な沢だ。4〜5日前に降雨があったので、水量、水質ともに申し分なし。加賀城、折目両氏が先頭を行くが、忍者のごとし。ついて行くのがやっと。ついにハイペース組とローペース組の2組に別れて行動することとなる。田村さんは小柄な身体ながらハイペース組で健闘。

 次から次へと壁の様に立ちはだかる滝も、その見事な景観につい立ち止まって見とれてしまう。1200m付近から一段と急勾配となるが、可憐な亜高山植物の花たちが咲き乱れて、疲れを癒してくれる。1500m付近で沢は一段と細くなり、東の二の森方面へ源流が向かうが、我々は沢と別れ二の森〜堂ヶ森間の尾根目指し北にとる。沢に入ってから3時間半で尾根に至る。尾根でコーヒーブレイク。尾根から堂ヶ森山頂へは30分。薄曇りで暑くなく、笹百合を見ながら快適な尾根歩きとなった。

 途中ちょっとヤバイ感じの所もあったが、全員怪我をすることなく、クリアーできました。(ローペース組のうちの3人は、あまりの水の美しさに水泳をしたそうですが。)いい思い出になりました。よかったよかった。皆さんありがとう。多田

「阿波あすなろ山の会」
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