鈴鹿山地(藤原岳、鎌ヶ岳、御在所山)に登って

1996.8.2〜8.4


メンバー:片岡、福岡、太田

 毎年夏の恒例行事になっている大学時代の友人との年1回の山行で8月16日から18日まで鈴鹿山地に行って来た。今回は、直前まで山域が決まらず、近くの山ということで車を使った。帰省ラッシュを心配したが、中国自動車道から近畿自動車道に入りわりとスムーズに目的地に着いた。当初は、名神高速を使う予定だったが、渋滞情報を聞き変更したのが正解だった。麓のキャンプ場でテントを張ったが、どこも夏休みの子供で一杯だった。

 藤原岳は、1200m程度の山であったが、標高差が800m以上あり、藤原山荘までは、登りの連続であった。また、山荘から頂上までは背丈以上のスズタケが生い茂り、頭を下げてトンネルの中を行くといった状態であった。頂上は展望もよく快適である。帰りは、聖宝寺ルートをとる予定を変更、白船峠まで縦走して坂本谷を下りた。縦走路は人があまり行かないのか2、3度迷う箇所があった。ここでもスズタケをこぐ所が2〜3箇所あり、徳島と変わらない。坂本谷は水がもぐっており、涸沢だ。沢沿いに下りるので、岩がゴツゴツで足に負担がかかる。

 鎌ヶ岳は、湯ノ山温泉に車を置き、長石谷を遡行したが、途中直すぐ谷を詰めなければいけないところをテープに従って、左の尾根に登ってしまったが、沢沿いで水も流れており涼しい。花崗岩が露出した頂上は展望もよく、鈴鹿スカイラインの武平峠からきた人が多くいた。下りは急峻で鎖もありスリルがある。武平峠から御在所山の登りはきつく、暑さにやられた。突然車道に出て御在所山まではすぐである。ロープウェイ、リフトがあり、頂上は観光客でゴッタ返していた。急に俗世界に逆もどりし、興さめしてしまった。下山は文明の利器にお世話になり、20分ほどで温泉につかっていた。加賀城さんによるとおもしろいルートもあるようなので会でも山行企画をしてもよいかもしれない。

 頂上にあった 山口誓士?の俳句。”雪嶺の 大三角を 鎌という” 片岡

「阿波あすなろ山の会」
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