中七番川 沢登り

1996.9.1


メンバー:L片岡、天野、加賀城、多田、三浦、久米(福)

コースタイム
沢取付10:35
大滝12:00
12:30
終点13:20
住友の家14:20

 秋雨前線の影響で雨の降りそうな雲行きの中を西へ向かう。途中パラついたりしたが、新居浜近くは半天気でありそのまま行く。大永山トンネルを南へ抜け、別子山村に入ってすぐ、住友林業の家が右に見えたらすぐ、南の路端に駐車(すぐ近くに住友林業の作った私設駐車場があるが、ここに止めてはいけない)。

 その住友林業の家に入山届けを出して、さあ出発。裏に連なる白樺、カラマツなどの整然とした遊歩道の奥から沢に降りる。広くゆるやかな沢である。広いなめらかな岩の上を清流がゆく。小さな滝もちらほら。ナメや釜が多い。これは岩盤が多いからであろう。徳島ではあまり見られない沢である。

 つるつるに見える岩盤は水の流れている所はあまり滑らず、かえって水がぬらしていないが、少々水しぶきのかかるような苔のある所はよく滑る。釜にはアメゴが居てもおかしくない大きなものもある。大きいのは直径10m位。1時間20分ほど進んだ所で、空が大きく開けたかと思うと巾10m、高さ10mの大きな滝が眼前に。その下の釜は直径10m深さは2m位か。このほとりで昼食。

 幸い滝は角度が60゜位でホールドはしっかりしており、水の勢いは、巾が広いせいか、人間が打たれてもこたえられそうな位で、ちょうどよさそう。加賀城トップで登る。あと男3人は確保なしで登り、久米夫人はザイルをたらす。キリの三浦は誰も登れなかった上部ハングぎみの水かぶりの岩を何とか越したが、そのあとがホールドしにくく、もぐっていたところをザイルに助けられた。

 滝の場合には後退することが不可能又はむずかしいので、確保のない場合には、くれぐれも事前にホールドを確認したり、慎重に行動するようにしよう。そのあとは水量も少なくなり、冠岳への道が沢を横切る地点まで登って、そこで沢を出て左岸に沿う山道を住友の家まで下った。 天野

「阿波あすなろ山の会」
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