二ツ岳

1996.6.9


雨、9人。

 最近の私は"雨は止めます"が多かったのにこの度は雨でも行こうかなー。何がそういう気にさしたのか? 9人の仲間が集まり、2台の車で行く。森先生の車では百名山のビデオを鑑賞しながらの快適なドライブだったらしい。

 あやしい空模様で雨がパラパラの中、8:30に登山口を出発した。

 我蔵越までは歩きやすい登山道で、時々沢ガニ、カエルに出会いながら、あふれる緑を全身にあび、おしゃべりを楽しむゆとりもありました。

 この道は瀬戸内を結ぶ生活道だったとか。我蔵越からが正念場。山頂までは所々木につかまり、岩にしがみつきながらの登り、雨に濡れてすべりそうになる。尾根道にはあちこちシャクナゲがあるが、残念ながら今年は花がついていない。やっと出会った一輪のシャクナゲも雨に濡れて寂しくひっそりとみえた。来年はきっと沢山花をつけるだろう。山頂からも残念ながら視界は悪く、展望はよくない。一年前豊受山から眺めた二ツ岳を思い出しながら後は想像の世界。想像力のない私はやはりもう一度こなければ。

 シャクナゲの花は見られなかったけどおしゃべりに花が咲いて、梅雨のうっとうしさも吹きとばす楽しい山行でした。 滝

「阿波あすなろ山の会」
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