あすなろ15周年記念 恵那山

1996.10.11〜10.13


メンバー:折目(L)、松原、片岡、久米、天野、三浦、滝、永井、楠、田村

コースタイム
10月11日
徳島発21:00
10月12日
恵那峡SA(仮眠)3:00
 発6:45
黒井沢出合ゲート前7:48
ログハウス9:34
頂上小屋11:35
恵那山P11:45
頂上小屋13:12
黒井沢出合ゲート前15:44
恵那山荘泊
10月13日
馬篭宿観光8:40
 発13:15
徳島着19:00

 徳島から夜行で6時間。あすなろ15周年を記念した恵那山山行に10名(男6、女4)が集まりました。12日、AM3:00、中央道恵那峡SAに到着。仮眠をとって夜明けを待ってからいよいよ、黒井沢出合の登山口に向かいました。林道を走り、ゲート前の広場から、いよいよ登山開始となりました。

 林道を25分歩いたところに”恵那山登山口”と記された立派な標識が立ち、案内されるまま、山の中へと進んでいきました。樹林の中を沢ぞいに、ゆるやかに高度を上げていきました。

 出発した頃には、曇天模様で、雨を心配していたのが、1720Mの野態の池の手前までくると、いっとき視界がひらき、東方に雲で覆われた伊那谷をはさんで、赤石山脈の山並が、姿をみせました。

 皆は、口々に、そのながめの素晴らしさを表わし、歩みも一段と活気づいたようです。途中、中津川労山をはじめ、地元の有志によってたてられたログハウスに立ち寄りました。テラスのついたかわいらしい建て物で、こんな山の中のログで、ひとり、夜を過ごすのも素敵なことでしょう。

 小屋をあとにし、カラマツ林をくぐり抜け、稜線に出ると、先程の一面に広がるカラマツの紅葉と雲海に、ふり返ることしきり。その後、1992Mのピークを過ぎると、恵那山の横腹を巻くように再び、樹林帯へと入りました。木の根とゴロゴロした石に歩みも邪魔されがちです。

 歩き出してから3時間47分。ようやく、頂上小屋に到着しました。荷物をデポし、その足で、三角点のあるピークへと向かいました。木に覆われたピークからの展望はあまりなく、こじんまりとした広場には、よくありがちな山名を記した標識すらありませんでした。小屋に戻る途中の「富士見台」から、雪化粧した富士山が、その頭をのぞかせていました。

 小屋の前に戻った私たちは、昼食を摂ったり、岩の上から山並をながめる者、昼寝をする者....、ゆっくりと山の時間を過ごした後、下山の途につきました。

 その夜は、恵那山を望む国民宿舎「恵那山荘」で、温泉とアルコールで、山で疲れた体を癒すのでした。(ここのくるみ豆腐は、一部会員に好評でした)

 翌13日、長野側に入り、中仙道、馬篭宿を半日観光し、ほぼ全員(昨晩のアルコールが残る人若干1名)が、元気に帰徳の途につきました。

 百名山の登山と、観光をパックにした今回の記念山行は、紅葉の静かな山歩きと、温泉を満喫でき、皆それぞれに、豊かな時間をすごせたことと思います。

 さて、次回は、20周年を目指しましょうか!! 田村

「阿波あすなろ山の会」
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