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剱岳・立山

1995.10.6〜10



10月6日(金)22:00発の徳島阪神フェリーに乗る。連休(?)前であるが、よくすいている。

大阪南港から近畿自動車道(松原IC)へ。名神高速、北陸自動車道を通り、富山ICで下りて立山駅方面へ向かう。

剱岳・立山の山なみがよく見える。天気は上々。近づくにつれて剱岳・立山の上部がちらほら白く見える。ひょっとすると雪か。

行楽シーズンで、立山駅辺りの駐車場には自動車がいっぱいであったが、ケーブルカーも高原バスも待ち時間は少なくてすんだ。

弥陀ヶ原は紅葉が盛りで散策する人が多い。バスから大日岳がよく見え、その次に剱と立山が現れた時には、下界から見えた白いものが雪と判った。初雪か。室道ターミナルでは剣沢の最低気温はマイナス7゜Cと案内板にある。

7日夕方、剣沢にテントを張る。剣沢小屋にビールを買いにいって聞いたところ、5日に初雪が降ってそのまま残っているらしい。剣沢のテント場には25張りくらいあった。

明日は剱に登るべきかどうか。雪は岩場にはほとんど着いてないように見えたし、ピッケル、アイゼンを持っていたので登ることにした。

8日も天気は快晴。荷物はディパックに少々であったので、快調に進む。とりついてみれば岩場も大したことはない。

頂上では360゜の大パノラマ。同じく雪を頂く朝日岳、白馬岳、杓子岳の3山と、それに連なる唐松、五竜、鹿島槍、針ノ木など後立山連邦、立山3山、白山など。富山湾と能登半島も地形が判った。

早月尾根の早月小屋(伝蔵小屋)、仙人池ヒュッテ、真砂沢山荘も見える。日ごろの行いの良い3人が登ったからであろう(善男善女)。

8日も剣沢に留る。仙人池から裏剱を見るのは時間的に無理と思い、そのまま剣沢に2泊。

9日もまあまあの天気。別山、真砂岳、立山3山を歩く。陰の所では雪が半分氷になっていたりして慎重に歩く。

雄山の頂上はさすがに観光客が軽装で登ってきていた。ここからも大展望が開けて、槍ヶ岳、八ヶ岳、富士山、南アルプスまでも目に入る。一ノ越経由で室堂へ。みくりが池温泉で、地獄谷から引いた硫黄分の多い湯につかる。あ々え々山行だった。(天野)