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一の森

1995.11.24


一度山で平地と同じものを食べてみたいと思い、友人2人を誘い、すき焼き鍋と肉とミックスベジタブルと焼きそばと「樹氷」を背負って一の森へ”焼き肉”をしにいきました。

ところがあいにくの天気で、川井峠越えで行ったのですが、峠を越えると雪がちらつき、見ノ越では少し止んでいたのですが、西島のリフト乗り場に着く頃には猛吹雪となってしまいました。

しかし、西島周辺には壊れかけの危険な小屋があるだけで、焼き肉できそうな所はなかったので、とりあえず一の森まで行ってみました。

小屋が営業していないのは知っていたのですが、どこか避難場所くらいあるだろうと思っていた私があさはかで、開いていたのはトイレだけでした。

しかし、小屋の温度計が零下5゜を指していたこともあってにおいが全くなく、しかたなくトイレで焼き肉をしました。

味の方は極上で、特に焼きそばが、部屋を暖めるために火力をめいっぱいにしていたこともあり、天下一品でありました。

しかし、いくら火をたいても樹氷を飲んでも温度は下がる一方で、1時間半くらいでとうとう我慢ができなくなり、あわて手荷物をまとめると、這々の体でトイレをあとにしました。(内藤)