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石鎚山

1995.2.11〜12


”厳冬期の石鎚”に私は、積雪多く、アイスバーン・・・・といったイメージを頭に抱いていたのですが、今回の石鎚を考えると、冬山といっても一概に同じものではなく、天候次第で、様子を変える気まぐれなものですネ。

11日、川島合庁を10:00に出発した私たちは、15:00すぎにはすでに成就社の白石旅館に到着。山菜料理を味わい、ゴエモン風呂で疲れをとるというリッチ(?)な一夜でした。

翌12日、予定をオーバーし、7:00前に旅館のお兄さんに見送られ出発です。天気は予報どおりのくもり空、雨になるのは必至です。

登山道は、予想外に雪が少なく、凍結の心配もなく、無雪期と変わらぬペースで進みました。

8:30、二の鎖下には、テントの前でくつろぐ、中高年パーティがひとつ。うち1人が言うには、昨日は絶好の天気で、遠く、剣山まで望めたということでした。

成就社から、約2時間30分たった、9:20弥山に到着しました。

避難小屋で小休の後、天狗岳へ向かうこととなりました。またしても私は、天狗岳手前の岩場を四つん這いで通過する羽目になりました。格好なんて言ってられません。

9:46、5人が無事に天狗岳に立ち、10:22、弥山から下山の途につきました。

あとは下山のみとなると、とても気が楽になります。皆の足も自然と速くなります。

途中成就社への折り返しを残すのみとなったところで、とうとう雨が降り出しましたが、私たちをウンザリさせる程、強い雨ではありません。

そして、11:55、雨の中、成就社に到着し、半日足らずの短い山行でしたが、またひとつ、冬の石鎚を楽しむことができました。(田村)