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深谷の沢登り

1995.7.16



【コースタイム】 深谷入口9:30──沢──20mの滝(1450)12:00──尾根道──次郎笈下の水場(休憩)13:00──次郎笈14:15──見ノ越15:00


【感想】

祖谷川の一番上手の谷が大ツルギ谷で、その1つ下手が深谷川。標高1100mから始まり1500m位まで登る長い谷である。

見ノ越から祖谷川沿いを下る国道438号から見ると原生林に覆われた名のとおりの谷である。

見ノ越から3km位438号を祖谷川沿いに下った所にプレハブ小屋があり、その脇に車を置く。

小屋の真裏の杉林を直下に50m位下ると祖谷川の清流に出る。ここから100m位上流に登った所から深谷にはいる。

100m位の所に高さ5m位のえん堤を左から巻いたあとは、ひざの深さのきれいな水の中を快適に進んでゆく。

大きな滝もなく歩きやすい。周りは緑のトンネルで、夏のきつい日ざしから守ってくれる。

また水は清く、冷たいので、気温はおそらく外気より10℃位は低い。涼しく楽しい沢登りである。

1450m付近で右に別れると、20mの滝がゆく手をはばむが、右から(左岸から)高巻いてからは沢と別れて、尾根沿いのしんどい登りが続く。

次郎笈北面のトラバース道が見える1700m付近からは笹薮となりせっかく沢で涼んだのに最後に汗だくのヤブコギとは・・・。

しかし、誰かさんは沢登りの時には四苦八苦していたのに、ヤブになると俄然「水を得た魚」いや「水を出た脱兎」の如くかけ登っていった。世の中には変った人がおるもんぢゃ。(天野)