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鳥海山

1994.8.25〜8.28



○8月25日

 大阪駅で友人と待ち合わせて、23:23発の北国に乗り込む。無理な体勢で、寝たり起きたりするうちに新潟に着く。

 そこで朝食をとり、酒田へ。吹浦に向う。

 タクシーで鉾立へ着く。有料道路料金を含めて7500円位。今年は天気がよかったせいで例年より登山客が多かったと運転手さんが話していた。

 よく整備された登山道を少し登ると、日本海が眺められる。少しモヤがかかってスッキリとしない。鳥海山頂上は雲がかかって姿をあらわさない。残念だ。

 2時間余で御浜小屋に着く。今日はここで泊りである。鳥海湖が小屋の裏にあり、ガスの切れ間に顔を見せる。ここの食事は、カンヅメとつくだにが主で味けなかった。


○8月27日

 6:00ガスの中へ出発。南風が強い。

 1時間で外輪コースと千蛇谷コースの分岐につく。後者は、大分荒れているようなので前者を選択。

 さらに1時間行くと行者岳に着く。ここからハシゴを少し下りて、トラバースして20分で御堂に、さらに20分登って新山へ着く。何の眺望も無い。単独行の登山者に写真を撮 ってもらい早々に下山する。

 御堂は、新しくて広い。下山路は湯ノ台コースを取る。道標が少なくわかりにくい。

 アザミ坂が切れて、雪渓に出た。下から登ってきた登山者と登山路について情報を交換する。雪渓を登って来る人もいたが、滑るのでまいて下りる。

 高山植物がまだ残っている。全盛期は、みごとなことだろう。

 河原宿小屋を少し過ぎたあたりから、大粒の雨が降り始めた。もう少し早く降り出していたら雨やどりできたのに残念。

 さすがに疲れた。ビールがうまい。タクシーで酒田に出て、鶴岡まで汽車に乗り、そこからバスで羽黒センターの宿坊に泊った。民宿みたいなもの。


○8月28日

 早起きして、羽黒山を往復する。1時間半、階段が多く汗をかく。五重ノ塔が美しかった。

 朝食をとり、バスで月山8合目を目ざす。1時間で着く。

 登り始めは、湿原になっており木の道を作ってある。山伏姿の人が大勢足早やに追い越してゆく。

 今日は、天気はまあまあよい。2時間余りで頂上に着く。頂上には神社があり、拝観料300円を取られる。人が多く、興ざめした。小・中学生の遠足組もそこここで弁当を広げていた。

 昨日、鳥海山で会った単独の登山者と会う。考えることは一緒か。1時間くらいのんびり昼食を取り、湯殿山口の方へ下山する。

 途中姥ヶ岳をピストンする。2時間で湯殿山神社に着く。その時雨が強く降り出す。

 30分位雨やどりして、舗装道を仙人沢まで30分位歩く。そこからはバスで鶴岡に行き、銭湯を捜して汗を流がし新潟へ向う。

 また、22:14発の北国に乗り込み大阪まで椅子の上で眠る。

 東北の山は往復に時間をくうのだが、美しい山が多いので是非行ってみて下さい。(片岡)