メンバー約50人。
暖かく、抜けるような青空の下でおよそ5時間、老いも若きも男も女も、絢爛たる錦秋の山脈に抱かれた。
県下指折りの縦走コースを、1件の事故もなく、すべての好条件を揃えて歩かれたことは極めて幸運だったといえる。
会員外の人たちも、きっと「登山の魅力」を強く体得して帰った事だろう。単に「遊山」ではない、尾根と谷に詰まった換金不可能な自然美と感動をたっぷりと五感に浴び。
「あすなろ」の宣伝にどれほどの効果があったかは未知だが、山好きの心理が少しでも分かってもらえれば、と思う。
一部の会員の間では「山並みハイウェー」の如くで不満という声が上がっていたが、こんな時こそ地力に一層磨きをかけ、頭の中で鳥かん図を完成させてもらえたら、と思った(尾野)