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黒笠山〜津志嶽

1994.5.5(曇のち晴)



 私の都合で4日夕方発を5日早朝に変更してもらい、5時合庁に集合する。昨夜は雨音で目が覚める。

 7:00登り始める。暗い杉林の中を50分程登ると明るい樹林に出る。柔い新芽の緑が美しい。所々山吹きの黄色が新緑に色を添えている。

「リーダーの 休憩の声に ホッとして 顔をあげれば あふれる緑」

 神社8:35着。かなり早いペースで喘ぎながら登る。それでもうぐいすの声に一瞬疲れを忘れる。

 9:00尾根に出る。ここで岩田さんは黒笠頂上をめざし、私達三人は津志嶽をめざす。

 尾野さん行く道、必ずブッシュと思いきや、今回はブッシュなし。小枝を踏みながら行く。

「前を行く 格子のシャツの あの人が 若葉の間に 見えかくれして」

 道にはスミレのうす紫のかわいい花、目をあげるとおおかめの木の清浄無垢な白い花、ツツジの花と五感全部で春を満喫。

 2時間程で志津嶽のピークに着く。尾野さんの予想時間がうれしい方にはずれた。津志嶽からのくだり、シャクナゲはまだまだ蕾はかたくちょっと残念。

「津志嶽の おぼれる程の 新緑に 心も体も 若やぐ自分」

 お夏たぬき霊を過ぎ、屋根の分岐から秋葉山へ寄り道する。あとはただひたら下る。

 2時前には登山口に着く。岩田さんが車を廻しておいてくれたおかげで早く帰途につける。お世話になりました。(滝)