人が外見で判断できないように、山も低いからといって馬鹿にできない。
事前にガイドにさえ、4人の内だれひとり目を通していなかった。地図は辛うじて僕が、ガイドは滝さんが持っていて、かなり遠回りをしたが無事どうにか切り抜けた。
「杉のたわ」の近くまで行って、漸く間違いなく間違いであることに気が付いてひっ返した。情けなかった。
3ヶ所あるクサリの中で、1番上のが最も迫力があった。断崖を無理によじ登るようなものなので、気合いを入れて強い達成欲を抱いて登らないと事故の危険があろう。
我々のように、もし登山口を間違えなければ30分で登頂が可能だと思う。かつて女人禁制を強いていた由緒ある修験の山だそうだ。(尾野)