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八面山〜剣山

1993.1.2-3


【コース】
八面山──綱付山──中尾山──赤帽子──夫婦池


【感想】
八面山へは難なく着く。景色も心に適うもので特に均整のとれた黒笠が衝撃である。しかし、その楽しさも束の間、東へ延びる尾根の散々なこと、綱付へ取り付くまで心身共に絶えず緊張を要求される。

保賀山峠で遅い昼食後、中尾山を越えすぐの南側の平地で、バラに負わされた傷をなめながら初日の幕営をする。

2日目は赤帽子から日の出を見る為、ラジオの民謡を聞きながら暗い内に出発。

7時14分撮り終わり、改めて回周の壮観に目をみはる。1万尺のアルプスには及ばないが、すみれ色の虚空に浮かぶ阿波の最高凸点が事に際立つ。

午後、夫婦池で久米会長率いる「美女と野獣」隊に合流。

前半は地図にない点線を辿り、後半は迷わない確かな路。尻上がりに良くなる素晴らしい峰伝いは初山にふさわしかった。(尾野)