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内山谷沢登り(貞光川の支川、片川にそそぐ沢、津志岳の北側)

1993.7.11



 「水遊びのようなものだから」という天野さんの言葉にのせられて、初めて参加した沢登り。

 多少、不安もあったが、沢の水は、ひんやりと冷たくて心地よく、調子に乗ったのは、ほんの10分程で、次々と滝が出現し、高巻くのに時間がかかった。

 最も手こずったのは、5番目の、20m程の滝で、巻き道も梅雨のためザレ場になっており、ザイルを使ってどうにか切り抜けた。この後も何度かザイルのおかげで助かり、私は岩登りを少しでも練習していてよかったと痛感した。

 12時にはラーメンを食べて下山の予定が、ひたすら沢を登り詰め「これはおかしい」と、やっと4時すぎに下山することになった。

 が、帰り道が見つからず、疲労困ばいの我々は、谷にそって下ろうとしたが、スマートになって元気な内藤さんに励まされて、赤テープをたよりに、尾根をめざした。

 めでたく縦走路が見つかり、たどりついたところは、登り口とは逆方向だったが、体力の残る内藤さんが、車をとりにいってくれた。

 とにかく、4人共に無事に帰れたのが何よりで、今から思えば、貴重な体験となった。(佐藤(美))


○あすなろ情報パック

・内山谷沢登りで恵まれたのは天候だけ。水量は多く、コースタイムはあてにならず、最後に駐車した場所とは全然違う所に出てしまい、一宇村まで行って一宇タクシーに電話すると子どもが出てきて「今日はやっとらん」。

・7/27 台風接近の中、明本さんの送別会大盛況、11人出席。

・翌日の送別山行は、雨のため一応中止。しかし、未練が残る一部の人たちは、行先を変更し、強行。


○編集後記
 今年の夏は、異常気象であった。長〜い梅雨が終ったかと思うと、8月に入って戻り梅雨。その後は台風責め。でようやく本物の夏が訪れたのは立秋を過ぎてから。。。おかげで夏山も海も行きそびれてしまったのは、私だけでしょうか。