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障がい者登山(剣山)

1993.7.3-4


前もってわかっていたものの、雨にやられた。特に下りは、園生の皆さんに本当に申し訳ないほどの雨だった。

私たちは、西島から登り始める眉山園生たちに、やれヘルメットだのハーネスだのシュリンゲだの、人によっては必要以上の装備をつけてもらって登山をしている。

もちろん障がいの程度の問題や、安全面を十分に考慮してのことだが、もっと自然に、もっと自由に、私たちが山を感じるのと同じように山に接して欲しいし、そうしてあげたいといつも考えるのだが、現実は厳しい。

何回、障がい者登山をやっても、園生のやり方を私たち側で考える必要があると思う。

大切なのは、頂上まで登ったということよりも、どのくらい充実したか、山を感じたかという事だ。それは、私たちの山の基本と全く同じだと思う。(川原)