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奥穂−前穂−縦走ハイク

1993.10.8〜10.11


【コースタイム】
10/ 8(金)大阪21:30(松本電鉄バス)

10/ 9(土)上高地5:30 6:12──徳沢8:15 7:50──横尾9:05 9:30──涸沢ヒュッテ12:30──穂高山荘15:20(小屋泊)

10/10(日)穂高山荘6:30──奥穂7:08──紀美子平8:20 8:35──前穂9:00 9:20──岳沢ヒュッテ11:30 12:35──上高地15:10

10/11(月)徳島着15:10


【感想】
 このコースは穂高のメインストリートでもあり、コースそのものの特筆すべき点は見当たらないので説明は省きたいと思う。

 ただ何と言ってもこの時期、穂高歩きの目玉は紅葉であり、その目玉の超よかったこと。正に紅葉の真髄ここにありってなもんで、特に岳沢の紅葉にはぶっ飛んだ。

 ただただ、ぼう然である。山の紅葉なんて見あきてる私が、ついついげんこを口に入れてしまいそうになった。

 アマチュアの写真家が紅葉をとっていたので私の驚きを伝えると、そのアマが写真を送ってくれるというので、みなさんにもお見せできると思う。

 その大先生いわく、「キミの感性は岳沢の空気のように澄みきっている」とのたまう。正にその通りなのである。

 それと、穂高岳山荘で瀬戸口さんに偶然会ってお互いビックリしたものだった。

 奥穂−西穂をやるというので、そく「止めろ」と説得を開始した。氏いわく「考えてみる」とのこと。そして翌朝彼は、目をクリクリさせて禁断の世界へと旅出った。私は、一応止めたのだから、何があっても私の責任ではない。

 瀬戸口さんは、何か山の魔法にかかっているようだった。それも少したちの悪いヤツに。私は穂高の神様は、女と確信した。

 最後に、帰りの上高地でまたまた偶然、雪稜会の明神岳冬山ていさつ隊に会い、何と上等のジープに乗って来ているというではないか。ありがたく便乗させてもらった。やはり持つべきものは友である。

 とにかく、今回は人が多かったこと以外すべて花丸の旅だった。(川原)