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矢筈山 1848.5m

1992.5.5


【コースタイム】
徳島─(三加茂経由2:40)─落合峠─(1:25)─矢筈山─(1:10)─落合峠─(祖谷経由4:00)─徳島


【感想】

連休にはならなくて山行の予定が立たなかったが、5月5日だけやっと空いたので、日もよく、矢筈に行くことにした。

三加茂から深淵を通り、相変わらずの悪路を落合峠まで入る。既に7、8台の車が留めてあり、テントも2張見える。快晴の空で南には天狗塚の三角形が聳える。風が爽快で登る足も軽い。

峠から東へ向けて笹原の中の道をゆく。登るにつれて回りの山々がよく見えてくる。烏帽子は名のとおりの形で北西側に見え、剣山から三嶺の縦走路もくっきりと空と陸との境を切っている。

しばらく登ると、笹がやや深くなり、モミの樹林の中を尾根にそって登る。

道はしっかりして、尾根筋をはずさぬようにゆく。樹間から行く手に矢筈山とサガリハゲ山がちらちらと見えはじめる。更に高度を上げて、矢筈とサガリハゲの間の鞍部のような所に出る。

ここから左手の矢筈を目指して一ふんばりすると、樹林から抜け出てやはり笹につつまれた1848.5mの頂上へ。

360度の大展望である。北に石室、東に黒笠、南に剣山、三嶺、西に烏帽子、寒蝉と、新緑につつまれたみずみずしい色の山々がそよ風と共に、目と体を洗ってくれた。

帰りは峠から南へ。林道が舗装されていて車は走り易かった。(天野)